てぃーすぴん氏考案ジエンドのデッキ紹介
最終更新: 2020-03-10 21:05:58 編集:てぃーすぴん
VGZERO(ヴァンガードZERO)のジエンドをTCGでも活躍されているてぃーすぴんさんに解説していただきました。ヴァンガードZERO攻略の参考にしてください!
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てぃーすぴん氏考案ジエンドのデッキ紹介
ライター紹介
カードファイトで全国常連
てぃーすぴん氏はカードファイト!!ヴァンガードで全国大会に何度も出場しているプレイヤーです。
カードファイトから得た経験を活かし、ヴァンガードZEROもプレイしているそうです。
ランクインをしている実力派プレイヤー
てぃーすぴん氏はヴァンガードZEROでもランクインしているトッププレイヤーであり、カードファイトのみでなくアプリでの実力も折り紙付きです。
今回はそんなてぃーすぴん氏に全デッキの解説記事を依頼し、第九弾のジエンドデッキの解説となります。
<以下、ご本人解説になります。>
デッキレシピ
カード情報
ファーストヴァンガード | 枚数 |
---|---|
リザードソルジャー コンロー | 1 |
グレード1 | 枚数 |
ワイバーンガード バリィ | 4 |
ドラゴンモンク ゴジョー | 4 |
鎧の化身 バー | 4 |
約束の火 エルモ | 1 |
グレード2 | 枚数 |
バーサーク・ドラゴン | 4 |
ドラゴンナイト ネハーレン | 3 |
ワイバーンストライク テージャス | 4 |
ベリコウスティドラゴン | 2 |
グレード3 | 枚数 |
ドラゴニック・オーバーロード | 4 |
デュアルアクス・アークドラゴン | 1 |
ドラゴニック・ウォーターフォウル | 4 |
ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド | 4 |
トリガー配分
トリガー | 枚数 | カード |
---|---|---|
9 | ||
4 |
マリガン基準
デッキ自体が安定している為、特に変わったマリガンをする必要はありません。
対面によってワイバーンガード バリィを無理に残したり、先行でワイバーンストライク テージャスを引きに行ったりする程度です。
グレード3の残し方が少し特殊なパターンがあるのでそこだけ紹介します。
ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド
先攻の場合はドラゴニック・オーバーロードと合わせて両方キープします。
後攻の場合は相手よりもライドが1ターン遅れている分その隙に点数が進み、あまりクロスライドの強みを生かせない可能性が高いです。
相手のデッキにもよりますが、クロスライドを無理に狙わずにそのままドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドにライドする展開が予想されるので、後攻の場合はドラゴニック・オーバーロードは返します。
ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドが2枚あるパターンは先手後手気にせずどちらもキープして問題ないと思います。
ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドの効果が確定で打てるだけかなり勝ちやすい試合になるのでここはキープしましょう。
キーカード解説
はじめに採用カードの説明の前にかげろうと言うデッキについての考え方を先に言っておこうと思います。
かげろうはデッキ自体がかなり強い為、無理に流れに沿った強い動きをしなくても勝てる十分なデッキパワーを持っています。
その為とにかく「安定」を意識しています。無理に強い動きを決めに行くのではなく、安定した動きを毎試合できればそれでよいと言う事を前提に置いた構築となっています。
ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド
今回のメインヴァンガードです。3月1日の追加ユニットで最もカードパワーが高いのは間違いなくこのユニットです。
ヴァンガードでもリアガードでもパワー11000と言うだけでも既に採用するのに十分な条件を満たしているのはもちろん、ドラゴニック・オーバーロードとのクロスライドができればヴァンガードでのパワーは13000になるので相手は常に後列が必要になります。
後列退却を複数有するかげろうにおいてヴァンガードのパワーが13000というのは非常に強く、先行最速で成立してしまうとかげろう側がワイバーンガード バリィを使用する頃にはほとんどデッキがない状態まで長引かせられるほど耐久力が高いです。
加えて同名ユニットが手札にあると使えるペルソナブラスト効果。
CB2で相手の前列ユニットを1枚除去し(もしくは1点与え)、手札が1枚増えて、トリガーチェックが2回増えます。
前環境で修正された破格の性能を持つアンバー・ドラゴン “蝕”を超える超破格の効果です。
成立するとタイミングによってはそれだけでほぼ勝ちまであり得てしまうくらいの強さです。
しかしどちらの効果も強すぎるが故にある程度条件がある為いつでも使える様な効果ではない点がネックです。
今回のかげろうはこのネックな部分をどう考えるかが最も重要だと考えています。
まずクロスライドのネックな点ですが、グレード3からグレード3にライドしている為手札を1枚消費しています。
加えて点数が入り切ったゲーム後半にクロスライドしても効果は薄いです。
これを考慮して、アタッカーが不足していると判断したら無理にクロスライドを狙わずにドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドにライドしてリアガードにドラゴニック・オーバーロードを出す、と言った選択も必要です。
次にペルソナブラスト効果ですが、ドゥームブリンガー・グリフォンで無理に効果を狙いに行く使い方は弱いです。
あくまでコストパフォーマンスが強いだけであって手札とCBを余計に使ってしまってはあまり意味がありませんし、なによりパフォーマンスの低いユニットを入れてしまっている事によってデッキパワーが下がってしまいます。
ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドの効果を打たなくても問題ないくらいデッキが強いので引いてる時に強く使う、引かなそうなら他にCBを回すといった認識で大丈夫です。
ドラゴニックウォーターフォール
サブヴァンガードユニットです。
特に目立った強さではありませんが単純にパワーが11000あり+@でライド時のおまけ効果が稀に役に立つと言うだけ役割としては十分です。
現環境のかげろうはデッキパワーがかなり高い為、リアガードで役立つパワーが10000しかないカードよりもリアガードでも最低限の仕事ができて尚且つヴァンガードにライドした時でも役割を持てるカードの採用が優先されます。
デュアルアクス・アークドラゴン
かげろうで常時パワーが11000のカードは3種類全てフルで採用しています。
ライド面においてこれ以上安定に寄せる事ができない為、この1枠だけリアガードで強いカードを採用しています。
鎧の化身 バーと21000ラインを作れる点、クロスライドやパワー12000のインターセプトに単体でアタックできる点が環境的にも強力です。
鎧の化身 バーを4枚採用している関係もあり、非常に相性がよいです。
ワイバーンストライクテージャス
クロスライドの登場により、さらにその価値を上げたカードです。
クロスライドが成立すると相手は後列が必要不可欠になってきます。その後列をCBを使わずに除去できるのは強力です。
出て来た後列をすかさず除去していくだけでも相手の後列が尽きて点数で1点も入らなくなるターンができるのは珍しくありません。
そして環境にFVをグレード3までソウルに隠すデッキが減少した為、2ターン目に相手のFVを除去する役割を持ちやすくなった点も追い風と言えるでしょう。
パワー8000という弱みも鎧の化身 バーが4枚入っている事で補われているのでそれほど気になりません。
バーサーク・ドラゴン
ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドというCBの使い先が増えた事により、これまで以上に使い難くなったカードです。
しかしそれでも4枚です。
確かにドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドの方がCBの使い先としては圧倒的に強いですが、毎試合効果が使える訳ではありません。
その為小回りの利くCBの使い先が入っていないと動きの安定感が売りのかげろうの良さが半減してしまいます。
今回のかげろうはできる限り安定に寄せて行きたいので結局バーサーク・ドラゴンは4枚必要です。
ベリコウスティドラゴン
CBの使い先が増えた関係で更に価値が上がったカードです。
CBを使うタイミングが非常早いリザードソルジャー コンローを採用しているので、このカードは大変噛み合いがよく強力なカードです。
しかし前環境に比べて「CBをとにかく使う」と言うよりも、「なににCBを使うか」の方が重要になっている点と、クロスライドのようなパワー9000すらも裏目になってしまう
可能性が出てきてしまった為、「安定」を考えた時に一概に4枚フルで入れていいカードではありません。
ここの枚数は正直好みで決めて良いと思っています。ドラゴンナイト ネハーレンの枚数を考えて調整してみるといいでしょう。
ちなみに別に4枚でも構わないとすら思っています。
ドラゴンナイトネハーレン
安定思考筆頭のデッキによく合うカードです。
ベリコウスティドラゴンの様に使う際に強い場面で非常にいいパフォーマンスを出せるカードではありませんが、使う上での裏目の少なさがグレード2の中では段違いです。
相手のインターセプト10000にも単体で届きますし、クロスライドにも対応できます。
数値は絶対的な正義ですね。
バーニングホーン・ドラゴンでもいいようにおもいますが、このデッキはドラゴニック・ウォーターフォウルをサブヴァンガードにしている為、ドラゴニック・ウォーターフォウルライド時の事も考えるとやはり安定しているのはドラゴンナイト ネハーレンです。
鎧の化身バー
環境的に魔竜聖母 ジョカよりも優先度が高くなったカードです。
ブレイジングフレア・ドラゴンが抜けた関係で1ターンに2枚焼きでパワー9000と21000ラインを作る動きがほぼ不可能になったのが大きいです。
他にもパワー11000が当たり前になってきた点、ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドのクロスライド13000と合わせブーストで21000を作れる点、逆にクロスライド相手にドラゴンナイト ネハーレンと18000を作れる点などが優秀な為魔竜聖母 ジョカとの入れ替わりとなりました。
ドラゴンモクゴジョー
ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドの登場によりその価値を更に上げたカードです。
元々かげろうと言うクランは基盤が非常に安定しており致命的な手札事故がほとんど起きない為、実はそれほどゴジョーの効果を使う事はないです。
今回の環境はドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドを手札に重ねる事でその真価を発揮するデッキとなった為、特定のグレードが重なりすぎてしまった時の手札入れ替えと言うよりは山を掘り進めて特定のカードを探しに行く使い方ができる様になりました。
ですがそのターンのアタック回数を減らしてまで探しに行く必要はないので使い過ぎに注意しましょう、あくまでもスタンド状態で余っていたら使う程度です。
約束の火エルモ
ブレイジングフレア・ドラゴンが抜けた関係でソウルの使い道がなくなってしまった為そこの使い先として最も優秀なカードです。
ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドは性質上ダメトリを超えられるラインになっている必要がある場合も多い為、1枚入っていると少し小回りが利くようになります。
リアガードで21000ラインとして使えるパターンがある事も忘れてはいけません。
立ち回りのポイント
とにかく安定思考でプレイするのがポイントだと思います。
強欲に得をする事を狙いに行くよりも損をしない様に、そして負け筋を回避して行くようなプレイを意識して安定した勝率を出せる様なプレイがデッキに合っています。
ついつい目につくドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドのペルソナブラスト効果を早く使いたくなる気持ちを抑えて、次のターンに使った方がダメージトリガーなどの観点から安定した選択なのか?
それともこのターンに使った方が次のターンに相手のインターセプトが出てこなかった場合と比べて損しないか?と言う様な思考でプレイを選択すると良いです。
ちなみにドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドのペルソナブラスト効果は相手の盤面にインターセプトがいないターンに使うのは弱いです。
ゲーム中盤のお互いに前列にグレード2を並べ始めてこちらも後列を用意できる様になってからくらいが使いどころです。
カード1枚1枚がかなり強いのでミスに気付きにくいのもこのデッキの特徴ですので、そういった認識を持っておくだけでも違ってくるでしょう。
トリガーの選択理由
ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドと言う手札が増えるカードがついに出たのでドロートリガー以外にも選択肢が出て来た様に思えます。
しかしドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドを2枚引かなければ手札は増えませんし、単純にドロートリガーが一番いつ発動しても強くて安定します。
なので「安定」を重視し前環境に引き続きドロー9継続です。
ヒールの設定位置ですがマリガンで残す可能性のあるドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドとドラゴニック・オーバーロードにはつける訳にはいかないので、消去法でドラゴニック・ウォーターフォウル確定になるでしょう。
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1 名無し
ジエンドがイクリプスを超えるって1月にヴァンガードZEROやってたんですか?