てぃーすぴん使用アンバードラゴンデッキのデッキ紹介
最終更新: 2020-01-25 14:09:22 編集:てぃーすぴん
VGZERO(ヴァンガードZERO)のアンバードラゴンデッキをTCGでも活躍されているてぃーすぴんさんに解説していただきました。ヴァンガードZERO攻略の参考にしてください!
ダウンロードはこちら | |
---|---|
てぃーすぴん使用アンバードラゴンのデッキ紹介
ライター紹介
カードファイトで全国常連
てぃーすぴん氏はカードファイト!!ヴァンガードで全国大会に何度も出場しているプレイヤーです。
カードファイトから得た経験を活かし、ヴァンガードZEROもプレイしているそうです。
ランクインをしている実力派プレイヤー
てぃーすぴん氏はヴァンガードZEROでもランクインしているトッププレイヤーであり、カードファイトのみでなくアプリでの実力も折り紙付きです。
今回はそんなてぃーすぴん氏に全デッキの解説記事を依頼し、第六弾のアンバードラゴンデッキの解説となります。
<以下、ご本人解説になります。>
デッキレシピ
カード情報
ファーストヴァンガード | 枚数 |
---|---|
アンバー・ドラゴン “暁” | 1 |
グレード1 | 枚数 |
ワイバーンガード バリィ | 4 |
鎧の化身 バー | 4 |
魔竜聖母 ジョカ | 1 |
アンバー・ドラゴン “白日” | 4 |
グレード2 | 枚数 |
バーサーク・ドラゴン | 2 |
ドラゴンナイト ネハーレン | 4 |
アンバー・ドラゴン “黄昏” | 3 |
ラーヴァアーム・ドラゴン | 4 |
グレード3 | 枚数 |
ドラゴニック・オーバーロード | 4 |
デュアルアクス・アークドラゴン | 4 |
ドラゴニック・ウォーターフォウル | 1 |
アンバー・ドラゴン “蝕” | 4 |
トリガー配分
トリガー | 枚数 | カード |
---|---|---|
9 | ||
4 |
マリガン基準
このデッキを使用する上でも最も難しいのは恐らくマリガンです。
難しいと言う認識を持ち、しっかりと考えてマリガンを行いましょう。
パターンが複雑なためマリガン例で解説したいと思います。
キープ例1
アンバー・ドラゴン “白日”・アンバー・ドラゴン “黄昏”・ラーヴァアーム・ドラゴン・バーサーク・ドラゴン・デュアルアクス・アークドラゴン
といったハンドの場合アンバー・ドラゴン “白日”・ラーヴァアーム・ドラゴンを残して3枚チェンジします。
理由としてはアンバー・ドラゴン “白日”が引けている為アンバー・ドラゴン “黄昏”は必要なし、ラーヴァアーム・ドラゴンはライドが成功していれば、早い段階で引けば引くほど勝ちに直結しやすカードなので安定よりパワーを取ってキープ。
残りのカードは安定を取ってアンバー・ドラゴン “蝕”を探しに行く為に返します。
キープ例2
鎧の化身 バー・アンバー・ドラゴン “黄昏”・アンバー・ドラゴン “蝕”・ワイバーンガード バリィ・ドラゴンナイト ネハーレン
といったハンドの場合全キープします。
理由はアンバー・ドラゴン “白日”を無理に引きに行かなくともアンバー・ドラゴン “蝕”まで問題なくライドできて残りのカードもバランスが良くトップで引くカードに対する受けも広い為全キープします。
キープ例3
鎧の化身 バー・ラーヴァアーム・ドラゴン・ワイバーンガード バリィ・ドラゴンナイト ネハーレン・アンバー・ドラゴン “蝕”といったハンドの場合先手なら5枚チェンジ後手なら鎧の化身 バー残して4枚チェンジします。
理由としてはアンバー・ドラゴン “黄昏”のライドが出来るか怪しい為探しに行きます。
後手の場合アンバー・ドラゴン “黄昏”が引けたとしてもアンバー・ドラゴン “白日”か鎧の化身 バーが引けなかった場合に相手のVに攻撃が当たらない裏目を踏んでしまう可能性がある為、保険で鎧の化身 バーだけでは最低限キープしています。
このように連携ライド系のデッキはマリガンの難しさが如実にでるのでしっかりと時間を使って考えてマリガンするようにしましょう。
キーカード解説
アンバー・ドラゴン “蝕”
パワーが11000ありCB2で2退却と言うとんでもない性能を持つこのデッキのメインヴァンガードです。
カードパワーは現環境最強のカードだと思っています。
しかし、連携ライドの関係でデッキにリアガード性能の低いユニットを大量に採用しなければならない点がネックになります。
それにこのカード自身もリアでのパワーが10000しかない為、余ったアンバー・ドラゴン “蝕”を有効的に使うのが非常に難しく、出すタイミングは考えなければなりません。
退却のタイミングが「ヴァンガードへのアタックヒット時」なので退却の対象は後列かグレード3です。
このデッキは如何にして相手にG1とG3を盤面に置かせるかが腕の見せ所です。意識してプレイしましょう。
アンバー・ドラゴン “白日”
連携ライドパーツで、デッキの核になるユニットです。
純アンバードラゴンを使う上で最も大きな利点はこのカードの存在です。
ライドに成功するだけでノーコスト1アドバンテージが発生します、かげろうと言うデッキは退却ユニットが多く存在する代わりに札を増やすカードが全く存在しません。
「このユニットだけが唯一かげろうで札を増やせるカードである」と考えれば、このカードの価値が非常に高い事がわかります。
サーチ先も強くアンバー・ドラゴン “蝕”のパワーを11000にする為のパーツであるアンバー・ドラゴン “黄昏”をサーチします。
しかもそれだけでありません、リアガード登場時効果でアンバー・ドラゴン “蝕”のサーチまで可能です。
純アンバードラゴンと言うデッキはFVの効果の関係で最終的にはアンバー・ドラゴン “蝕”に乗らなければならないデッキなので、サポートとしてこれほど優秀な効果はありません。
効果の性能は文句なしの100点カードなのですがリアガードでのパワーが6000しかないのがネックです。
ですのでこのパワー6000が足を引っ張らない様に構築をする事がこのデッキの鍵となります。
アンバー・ドラゴン “黄昏”
連携ライドパーツです。アンバー・ドラゴン “白日”の効果でサーチが利くのでアンバー・ドラゴン “白日”かアンバー・ドラゴン “黄昏”のどちらかを引いていればアンバー・ドラゴン “蝕”のパワーが11000になる条件を達成できます。
アンバー・ドラゴン “黄昏”はこのデッキで最も採用枚数に頭を抱えるカードです。
というのも、このカードは必須ではあるものの、G2ターンにライドさえできればよいのでその後引いたアンバー・ドラゴン “黄昏”は効果のないバニラカードと言う事になってしまいます。
そしてなんとアンバー・ドラゴン “白日”に乗れるとサーチが利く関係上、はっきり言って最低1枚入っていればデッキとしては成り立っています。
その為、極力採用枚数は減らしたい所。
あとはG1アンバードラゴンに乗れない試合を考慮してどれくらい安定に寄せるか、と言う点を考慮して何枚採用するかを決定しなくてはなりません。
そこではどれくらい入れれば確率上ちょうどいいのかを「期待値」の観点から計算して決定しました。
マリガンまで考慮してアンバー・ドラゴン “白日”またはアンバー・ドラゴン “黄昏”が初手にある確率とその期待値を表にします。
アンバー・ドラゴン“黄昏”採用枚数 | 確率 | 期待値 |
---|---|---|
1枚採用の場合 | 74% | 1.2枚 |
2枚採用の場合 | 80% | 1.5枚 |
3枚採用の場合 | 85% | 2.0枚 |
4枚採用の場合 | 89% | 2.5枚 |
この確率表の数値を見てどこまでを「安定」と見なすのかは人それぞれですので各自で判断して枚数を決定するのがよいでしょう。
個人的にはアンバー・ドラゴン “黄昏”の採用枚数が2枚と3枚には「期待値」の数値に明確な差があるなと感じるので3枚に落ち着きました。
ちなみにマリガン前の段階での「期待値が1枚」に到達するラインも3枚からです。
マリガン前にライド用のカードが引けているかどうかは、何をマリガンするのかに大きな影響を及ぼすので重要な要素の一つだったりします。
ですのでもろもろ考慮すると個人的なおすすめは3枚以上です。
鎧の化身 バー
サブのライド用カードです。
アンバー・ドラゴン “白日”にライドできる確率はマリガン込みでも65%程度ですので、3試合に1回以上は別のカードにライドしてゲームする事になる為、アンバー・ドラゴン “白日”に乗れなかった時用のG1を採用する必要があります。
と言うのもこのデッキはFVがG3になるまで先駆しない為、後手1ターン目に相手のVのパワーが8000だった場合7000以下のカードにライドしてしまうと攻撃が届かないと言う裏目が存在します。
この裏目を踏むと1点ビハインドでゲームをしなければならず、勝敗に大きな影響を及ぼします。
このタイミングでパワーが8000以上出せるカードは鎧の化身 バーしか存在しません。
よってこのカードの採用は必要不可欠という訳です。
4枚も必要なのかどうかですが、ライドではなく後列に置く事になったとしてもラーヴァアーム・ドラゴンのパワー12000と20000ラインを組んだり、デュアルアクス・アークドラゴンのパワー13000と21000ラインを組めたりと8000ブースターと相性のいいカードは結構入っているので重なっても腐りずらいので最大枚数採用でよいでしょう。
ドラゴンナイト ネハーレン
数値重視での採用です。このデッキは連携ライドの関係で6000ブースターを4枚も採用させられているので、この6000と言う数値をできる限り紛らわせる必要があります。
ドラゴンナイト ネハーレンはブースターが6000でも16000ラインが組める点が非常に優秀です。
10000と言う数値は返しも強いので相手が後列やG3を置かなくてはならない状況を作れる可能性がある点も強いです。
ラーヴァアームドラゴン
純アンバードラゴンを使う上での強みとなる専用のパワーカードです。
変に効果が付いて9000のカードより10000バニラの方が強いと言われているのにこのカードのパワーはそれよりも2000高いです。
インターセプト持ちのパワーが12000あるとほぼ確定でブースターを置くことを強要できます。
相手にブースターを置かせるとアンバー・ドラゴン “蝕”がその強さを発揮しやすい盤面になる為非常に噛み合いがいいです。
このカードは出すタイミングによって強さが天と地ほど差が出る為、効果的に使うのが見た目よりも難しいです。
有効な使い方例としては自分の盤面をパワー11000以上のみで固めるターンを作り、相手にできるだけ後列やG3を置かせることを強要できると強いです。
デュアルアクス・アークドラゴン
この枠はドラゴニック・ウォーターフォウルとの選択の枠になります。
なにを重視するかによってどちらを多く採用するのが変わって来きますので両方のカードの強みと弱みを理解して使いましょう。
まずデュアルアクスの最大の強みは鎧の化身 バーと21000ラインを組める所です。
このデッキはその焼き性能の高さから相手がリアガードを展開しずらくアタック数を絞って来るゲームになりやすいです。
その為、仕掛ける時はこちらから仕掛けなければならない事が多く、そうなるとダメトリを超えられるラインを作れるかどうかは非常に重要です。
デュアルアクス・アークドラゴンを多めに採用しているとこちらから仕掛けやすくなる点が非常に強いです。
逆に弱みは返しのパワーが10000しかないので相手はG2バニラさえ持っていれば後列を温存してアタックを返す事ができてしまいます。
その点ドラゴニック・ウォーターフォウルは返しのパワーが11000なので相手に後列を要求しやすいのですがダメトリを超えられる要求が立ちにくい為デュアルアクス・アークドラゴンよりも仕掛けずらいです。
純正アンバードラゴンはコンロー型と違って完全ガードをサーチできないのでその分ゲームスピードを速める必要があります。
ですのでこちらから仕掛けやすい方がこのデッキには合ってるのでデュアルアクス・アークドラゴン優先で採用しています。
バーサークドラゴン
コストパフォーマンスはアンバー・ドラゴン “蝕”以下ですがアンバー・ドラゴン “蝕”が退却の対象にできないインターセプト持ちを焼く事ができます。
点数が詰まってきたゲーム後半になって来るとこちらの焼きの方がアンバー・ドラゴン “蝕”の退却よりも強いと言う認識で使います。
ドラゴニック・オーバーロードは同じ役割で尚且つコストパフォーマンスがバーサーク・ドラゴンより高いのですが、CBがこちらの方が軽いのとインターセプトを持っている点でドラゴニック・オーバーロードよりも小回りが利きやすく、場面によってドラゴニック・オーバーロードと使い分けるのが非常に強いです。
基本的に後半に1枚あれば強い、と言う役割のカードなので2枚と言う調整になっています。
立ち回りのポイント
FVの使い方
アンバー・ドラゴン “暁”が3ターン目先駆と言う事を考慮して序盤の展開は気を付けましょう。
このデッキはパワー11000以上のカードがかなり多めに採用されているので基本的に片方の後列はアンバー・ドラゴン “暁”で問題ないのですが、相手が後列を置きずらい関係上アンバー・ドラゴン “暁”の後ろに後列を置いたラインを作ると相手はこのG0をアタックするしかなく、このパワー5000しかないカードを事実上のインターセプトとして運用できるパターンが結構あります。
その為先駆する1ターン前にどこに先駆するかを考えて展開する事が重要です。
CBの使い方
アンバー・ドラゴン “蝕”の「Vヒット2退却」を成立させる為には相手がG2を出しにくい盤面を作ると強いです。
前列は中途半端に数値の低い盤面を作るのではなく、前列の返しのパワーが低くなる時は低いカードを一気に、そうでない時は返しが11000以上あるカードを一気に出すと言う事を意識するとアンバードラゴンの退却が刺さりやすいです。
序盤はアンバー・ドラゴン “蝕”で2焼き、後半はドラゴニック・オーバーロードやバーサーク・ドラゴンで前列のG2を退却すると言う流れがとても強いので意識するといいでしょう。
トリガーの選択理由
かげろうには手札を増やすカードがほとんど存在しないのでこの状況が変わらない限りドロー9から変わる事はないかなと思っています。
アンバー・ドラゴン “蝕”はマリガンで残す関係上、ヒールを付ける選択肢はデュアルアクス・アークドラゴンとドラゴニック・オーバーロードの2択なのですが基本的にヒールを引きすぎているパターンはCBにも余裕がなく、ドラゴニック・オーバーロードにCBを割けないパターンが多い為CBを使うカードの方にヒールを設定しています。
執筆者プロフィール
ヴァンガードZERO関連記事
ダウンロードはこちら | |
---|---|
デッキ解説
最強デッキランキング |
トッププレイヤー使用デッキ |
©bushiroad All Rights Reserved.